【お相手選び】結婚で幸せを得るのではなく、結婚後に幸せを「一緒につくれる人」と生きていく
こんにちは。
東京都国立市の結婚相談所きずなコンシェルジュです。
今日のテーマは、「お相手選び」です。
お悩み相談でも多いテーマが「この人でいいのか?」「どんなお相手がいいのか?」という「お相手選び」に関することです。
異性と出会えてはいるけど、100点満点のお相手がいない。
多くの方が「決断」に迷われています。
最終的な意思決定は、それぞれの状況やご性格に応じて異なるため、一括りにすることはできませんが、意思決定におけるポイントは共通していたりします。
今日は、考える為のヒントとして活用いただけますと幸いです。
まずは婚活初期で具体的な考える対象となるお相手がいない場合。これは、まずは仮決めでもいいので「自分にとっての理想」を持って活動し、異性とどんどんお会いしていくことをおすすめします。結果、お断りになったとしても「お断り(した理由)」に自分が求めるヒントがあるからです。
よって、具体的なお相手がいない場合は、まずは「場に立つ」ことをおすすめします。
結婚したい「理由」は何ですか?
できれば頭の中で考えるだけではなく、ノートにペンを走らせて「書き出して」みるといいかもしれません。
結婚したい「理由」。
ここには、自分の原体験からくる何らかの価値観があるはずです。
結婚後の理想についても、「私にとって求める人生は何か?」という点を真剣に掘り下げて考えていただきたいと思います。
「なぜ、結婚したいのか?」
「どんな人生を望んでいるのか?」
他人の理由ではなく、自分の内からくる「絶対に実現しなければならない」理由を掘り下げていただけると幸いです。
「理由」の明確化が「じゃあ、どんな結婚生活・人生を望むのか」への解像度を上げてくれるはずです。これは、婚活中もずっと考え続けていただけますと幸いです。
今のお相手との結婚を決断できない「理由」は何ですか?
重要なポイントは「本音」で向き合うことです。
差し障りのない言葉ではなく、「具体的な懸念点」や「性格の点でちょっと気になる」「伝えていない問題がある」など大小様々なポイントがあるかと思います。
どんなに細かなことであっても、一度、スッキリと言葉にして書き出してみるといいかと思います(これは、自社の活動会員さんでも実証済みで、会話よりも書き出すことで、グルグルと回り続ける思考から脱却できる!との声をいただいています)。
そして、それらを客観視してみましょう。
決断できない理由は、解決や変化し得るものですか?
自分の本音、結婚を決断できない理由は何だったでしょうか?
恐らく一つだけの理由ではなかったのではないでしょうか?
理由には「表面的な現象」と「根本原因」があります。
例えば、お相手の態度や言動が気になる場合、その根本にある価値観や世界観や物事の判断基準が異なる、生い立ちが異なる、原体験が異なる、など根っこの部分まで考えることが大切です。
最終的に根っこの部分まで思いを馳せた上で、お相手を許容できますでしょうか?ここが大切なポイントです。
理由がお相手の経済力や生活の不安定さ(状態)にあったとしても、その根本を見ることが大切です。「お人柄」がその状態を生み出しているのか?時間や労力を投じて根本を解決していけそうか?
「人として」の根っこから出てくる「懸念」は、なかなか解決が難しい問題です。
愛情があっても、相性が伴わない。こんなケースは多々あります。
「辛い恋愛は過去の美談」になっても、「辛い結婚は未来永劫の不幸」でしかありません。
利害が対立する課題に対して、一緒に解決し行動できる関係ですか?
結婚後、重要になるのが「問題解決」の相性です。
ここはお互いが自分の世界観で物事を考え、主張する場面でもありますので、問題解決の相性の良し悪しが人生の質を左右するくらいに大切な関係性です。
互いの人格に関すること、社会的な条件(仕事や収入)、生活面(住まい、生活リズム、趣味、家事・育児など)、結婚は一緒に解決すべき課題山積みです。
同じ目線で物事を一緒に解決していけるか?一心同体として、物事に向き合えるか?
例えお互いの利害が対立したとしても、尊重し合い、向き合えるか。
100%合うパートナーはいませんが、ほんの少しでも強い絆がなければ未熟な人間同士の縁は脆いものです。
お互いが自然に思いやりを持てる関係というのも相性だと思います(努力では限界がある)。
「この人と結婚できたら幸せ」ではなく、未完成な生活であっても「一緒に幸せをつくっていける」人ですか?
結婚ゴールは幻想です。誰もが頭では分かっているんですよね。でも、婚活において「結婚」は何としてでも実現したい夢の状態ですから、様々なことに目を背けてゴールテープを切りたい(一息つきたい、そして婚活を卒業したい)お気持ちはとっても分かります。
それでも、結婚後(結婚の有無に関わらず)には日々解決すべき問題が次々と訪れるのが人生です。
「人生とは重荷を背負って登る坂道のようだ、、、」こんな苦言も大袈裟ではありません。
「結婚とは、生活である」以上、日々の生活(習慣)の中で、一緒に幸せを「つくっていける」人と生きていけることは、何よりも大切なことではないでしょうか。
人間関係や病気、仕事、親族・知人、お金、家事・子育て、その他あらゆるトラブル。2人の関係が良好であっても、家庭の外から次々と解決すべき「悩み」が訪れるのが人生です。
逆に、パートナーと関係が良好でなければ、感情の荒波に襲われてしまいます。
人の生きる道は「未完成」「未熟」の中にこそ本質があると言われています(先日、日光東照宮を訪れた際、徳川家の教訓で天下をとった人間が絶対に忘れてはならない大切なこととして、「道の戒め」についてお話しをお聞きしました)
あなたはパートナーの「未熟さ」を許せますか?
そして、一緒に未熟な人生を「楽しく」歩むことができますか?
常に不足・不満の人生でも、パートナーと一緒にいると「楽しく」いられますか?
2人の未熟な人生を「より良くしていこう」と共通の目的意識を持てるパートナーですか?
未熟・未完成な人生でも、一緒にいると「成長できる」存在ですか?
人格、習慣形成、社会的・経済的成功のため、支え合えるパートナーですか?
根っこの部分で信頼できるパートナーですか?
結婚で幸せを得るのではなく、結婚後に幸せを「一緒につくれる人」と生きていく意識へ
結婚相手選びで迷われている方へ
一つの見方として、真剣に考えてみていただけますと幸いです。