「なぜ、結婚が大切か?」と「きずなコンシェルジュの由来」について語ります
私は、婚活カウンセラーというよりも、結婚コンサルタントの立ち位置で会員様と接することが多いです。
そして、結婚を目指す方に持っていただきたいテーマやコンセプトを常に助言しています。
ひとつ、真剣に考えていただきたい「問い」があるんです。
それが、「あなたにとって、なぜ、結婚が大切か?」という問いです。
これを考え抜くことによって、あなたの結婚観や人生のコンセプトが見えてきます。
それを一緒に見据えた上で、ご支援するのがきずなコンシェルジュが大切にしているスタンスなんです。
活動で迷われた時、常に助言の根幹にあるのは「会員さんらしい結婚生活」としてどうなのか?というもの。
会員さん「らしさ」を理解するためにも、「なぜ、あなたにとって結婚が大切なのか?」を問い続けます。
人は「認められて」生きていける生き物
人は社会的承認を必要とする生き物です。
誰かに認められている安心感、誰かに愛されているという存在価値。
これらが人として生きる動機や成長意欲になります。
ファッションなどの外見、知識、会話、職場、SNSで飛び交う情報など、多くは「人からどう思われたいか?」という「承認欲求」が社会のカタチとして形成されているものばかりです。
婚活(市場)で「競争」しないで
じゃあ、この社会的承認を資本主義の仕事上で満たし続けることは可能なのか?
結論としては、それはとても難しいと思います。
相当な努力と代償を必要とします。
競争社会で勝ち続けられる人は、ほんの一握りだからです。
一流のアスリートでさえ、晩年は能力が衰え、引退をされています。
知人友人関係で、社会的承認を満たし続けることも一時的には可能ですが、やはり「他人」です。
もちろん、生きる動機を他人に委ねず、確固たる自分を持てればいいのですが、これができるのは一部の人だけのような気がします。
やっぱり人間関係による社会的承認を満たすことでしか、私たちは真の幸せを実感することは難しいのかもしれません。
ということは、究極の安らぎは「信頼できる家庭・家族」にありそうです。
それは、絶対的な味方の存在であり、生死を共にできる存在。
真に心許せる存在。利害を共にする関係性。
人生の栄枯盛衰を共に歩む、腐れ縁の存在。
情愛という不安定なカタチ以上に、認め合える安心感のようなもの。
それが「絆」です。
弊社の相談所名のコンセプト「きずなコンシェルジュ」もここにあります。
いわば、「縁結び」とは何か?を紐解いたものが「きずなコンシェルジュ」の由来です。
婚活は「じぶんらしさ」を実現するための活動
今、結婚のための活動が「市場化」していますね。
「市場化」とは、比較し選択できる「取引化」しやすい「場」になりつつあるということです。
「市場化」には競争原理が働きます。有利な条件を持つものが、有利な取引を勝ち取るという「トレード・オフ」化していきます。
「市場化」が「相場化」をもたらす、ということです。
「相場化」とは、他者より有利な取引を成功させることを目的とした「相対評価」の世界です。
でも、結婚相手と出会う行為は、市場などではありません。
他の誰が何と言おうと、「あなたにとって価値あるお相手」と出会う場です。
これは「私はこの人と結婚したい」という「絶対評価」の世界です。
便利なプラットフォームを利用しつつも、市場化原理に踊らされず、「あなたらしい結婚」を忘れないこと。
有利な条件を選別取引するのではなく、「私は、こうしたい!」という極めて「人間的で感情的なもの」です。
あなたらしさをしっかりとお相手に伝えるためには、「じぶんらしいコンセプト」を自分で理解しないといけませんよね。
あなた自身のコンセプトが不明瞭だと、婚活迷子に陥ります。迷子になっているのは、あなたの結婚観や人生観が弱いからです。
そして、コンセプトのない人は異性からも「分かり難い(理解できない)」存在に成り下がってしまいます。
伝わっていない不安感が、情緒不安定の状態をつくり、ますます分からなくなっていく。。。
異性としての情愛「だけ」に判断が左右されてしまうからです。
あなたの結婚生活におけるコンセプトは何ですか?
「なぜ、あなたにとって結婚が大切なのですか?」
この問いに真剣に向き合っていただけますと幸いです。
情愛といった一時の感情が揺れるものではなく、信頼と安心が得られる夫婦関係。
ここを目指していただきたいと思っています。
今日もあなたの幸せを願っております。