結婚後の資産形成のポイント
結婚は、習慣の異なる者同士の共同生活です。
何をするにしても、生活の基盤はおカネです。
そんな現実的なことを考えたくない?
でも、結婚生活は現実から目を背けることはできません。
習慣形成、そして習慣を維持するための「家庭の運営方針」を持たなければなりません。
これには様々なポイントがありますが、今日のテーマは「資産形成」です。
資産は貯めていく「形成期」と、貯めた資産を運用する「運用期」があります。
今日は「形成期」におけるコツをお話しさせていただきます。
幸せの土台は原理原則にこそあります。
是非とも人生における要諦をしっかりと身に着けていただけますと幸いです。
1.共通の目標を持つ
夫婦で資産形成を目指す場合、共通の目標を持つことが大切です。将来の生活設計や目指すライフスタイルを共有し、そのために必要な資産額や期間を計画することが重要です。
共通目標のない取り組み程、無駄なものはありません。結婚生活では、二人の共通認識を常に擦り合わせていくことが求められます。
人生のステージや状況によっても、お互いの認識は変わりますし、ズレも生じますので、適宜夫婦で向き合い続けることが大切ではないでしょうか。
2.貯蓄の習慣化
資産形成のためには、収入から一定額を貯蓄する習慣を身につけることが必要です。夫婦で互いに協力し合い、家計管理を徹底することで、貯蓄額を増やすことができます。
これは単なるおカネという数字の蓄積だけではないと思います。貯蓄習慣が人の土台をつくるといってもいいと思います。
おカネ以外の知識や教養、仕事のスキル、家事・育児といった学びの分野においても、日々の貯蓄習慣が「人を創る」と意識し、取り組むことが大切ではないでしょうか。
3.長期的な視野で投資する
資産形成のためには、長期的な視野で投資することが重要です。株式投資や不動産投資など、夫婦で共通の投資対象を選び、リスクやリターンをしっかりと把握した上で投資することが必要です。
ベースとなる資産は長期積立・分散投資で構築していくことが大切です。資産の動きに一喜一憂せずに、人生の質や心のゆとりを高めていくことが重要ではないでしょうか。
4.資産運用に関する知識を身につける
資産形成のためには、資産運用に関する知識を身につけることが必要です。投資先のリスクやリターンを理解するために、投資や金融商品に関する知識を深めることが重要です。
細かいところまで学ぼうとするのではなく、「我が家の投資ルール」を簡単に決めることを目指すのがいいかもしれません。
基本的には、資産形成の自動化、定期的にチェックする習慣(年末など)のみしっかりと決め、投資のプロを目指すことをしないことが大切です。
二人の性格に合った資産形成&運用方法を決めることが重要ではないでしょうか。
5.税制理解
これは資産形成期から運用に入るステージで求められることかもしれません。
夫婦で資産形成をする際には、税制に関する知識を身につけることも大切です。
節税効果の高い投資先や、贈与や相続に関する税制について理解することで、より効率的な資産形成を目指すことができます。
税金に関する勉強も、資産形成と同様に行なっていくことで、人生を有利に、そして家族を守る力になると思います。
今は便利なツールが沢山あって、家計簿アプリや投資信託の自動購入など、「仕組化」を活用して自動的に資産形成を行なう習慣化がしやすい時代です。
資産の動きで、夫婦の仲がぎくしゃくしてしまうのは本末転倒ですので、できるだけほったらかしにできる仕組みを構築し、人生の大切な時間はより豊かなものに向けることが大切ではないでしょうか。
今日もあなたの幸せを願っております!